頭頸部外科領域の研究では、臨床に直結した基礎・橋渡し研究を積極的に行っています。
特に 甲状腺腫瘍および 唾液腺腫瘍を研究の柱とし、臨床現場で直面する課題に対して、新たな治療戦略の確立を目指しています。
甲状腺腫瘍研究
甲状腺腫瘍領域では、再発・転移甲状腺癌に対する新規治療の開発をテーマとしています。
甲状腺癌細胞株を用いた in vitro 研究に加え、甲状腺癌モデルマウスを用いた in vivo 研究を行い、薬剤治療や放射線治療、局所治療などの新たな治療アプローチを多角的に検討しています。
「手術や既存治療だけでは制御が困難な症例を、いかにして治療できるか」という臨床的課題を常に意識した研究を進めています。
唾液腺腫瘍研究
唾液腺腫瘍領域では、腫瘍の多様性や治療抵抗性に着目し、
遺伝子解析および プロテオミクス解析を用いた分子レベルでの病態解明を行っています。
希少がんである唾液腺腫瘍に対して、分子生物学的背景を明らかにすることで、将来的な治療標的の同定や個別化治療につなげることを目標としています。
光免疫研究への展開
本学には 附属光免疫研究所が併設されており、この強みを生かして、今後は光免疫療法に関する研究も積極的に展開していく予定です。
頭頸部領域は光免疫療法との親和性が高く、基礎研究から臨床応用への発展が期待される分野です。
臨床医が主体となって新規治療を創出することを目指し、学内外との連携も進めています。
若い先生・研修医の皆さまへ
本研究室では、
臨床に直結するテーマで研究したい方
基礎研究を通して頭頸部外科医としての視野を広げたい方
将来、臨床と研究の両立を目指したい方
を歓迎しています。
研究経験の有無は問いません。基礎から丁寧に指導し、それぞれのキャリアプランに合わせた研究テーマ設定が可能です。
臨床で感じた「疑問」を研究で解決し、再び臨床へ還元する。
その循環を大切にしながら、共に頭頸部外科学の発展を目指していきましょう。