舌下神経刺激

当院では、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)に対する治療の一つとして、舌下神経刺激療法(舌下神経電気刺激装置植込み術)を実施しています。
舌下神経刺激療法は、舌を動かす神経である舌下神経に電気刺激を与えることで、睡眠時の上気道の閉塞に関与する舌の位置に作用する治療法です。全身麻酔下に、胸部皮下に刺激装置(パルスジェネレータ)および呼吸センサーを、頸部に刺激リードを植込みます。術後一定期間(通常約1か月)を経て治療を開始し、就寝時に患者さんがリモコンを操作することで装置が作動します。
本治療は、持続気道陽圧(CPAP)療法の継続が困難な方に対して検討されますが、すべての患者さんに適応となるわけではなく、効果には個人差があります。

治療の流れ
【外来評価】
睡眠検査(PSG)、耳鼻咽喉科的評価、薬物睡眠下内視鏡検査(DISE)により適応を判断します。
【手術】
全身麻酔下に行い、手術時間は通常2〜3時間程度です。胸部および頸部に小切開を加え、刺激装置・センサー・リードを留置します。
【入院期間】
術後の経過により前後しますが、一般的に約1週間程度です。
【術後フォロー】
創部の治癒を確認後(通常約1か月後)に治療を開始し、その後は設定調整および効果判定を行います。以降も定期的に外来でフォローを行います。
当院では、耳鼻咽喉科・頭頸部外科を中心に、健康科学センター、臨床検査医学センター、麻酔科、臨床工学技士、看護師などが連携し、術前評価から術後の管理まで多職種で対応しています。また、必要に応じて睡眠医療機関と連携し、診療を行っています。

対象となる方(一般的な基準)
・18歳以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の方
・中等度から重度のOSAと診断されている方
・CPAP療法の継続が困難な方
・高度肥満ではない方(BMI30未満)
・薬物睡眠下内視鏡検査(DISE)等により適応があると判断された方
・全身状態などから手術および機器管理が可能と判断される方

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